数百万以上の人々が生活する大都市圏は、台風、集中豪雨、落雷、突風などの激しい自然現象に対する脆弱性が内在していると言われています。特に、今後の気候変動に伴う局地的集中豪雨(いわゆる「ゲリラ豪雨」)の多発化は、都市型災害による被害を甚大化すると懸念されています。こうした極端気象に強い都市を創るためには、極端気象のメカニズムの理解、予測技術や情報の活用方法の確立が急務です。
本国際シンポジウムでは、大都市圏における極端気象の観測、予測技術、および情報の利活用に関して、国内外の最新の研究動向と研究成果を紹介し、現状と今後の課題について明らかにすることを目的としています。